magic-Talker's EP-8000J

さて、EP-7000Jに続いて上位機種のマジック・トーカーズ [EP-8000J] も簡単に紹介しておきましょう。個人的にはこちらの方がおすすめです。

  • 基本的なコンセプトは7000Jを継承しています。そのコンセプトにより大きな液晶画面、タッチパネルによる操作、内蔵スピーカー、電子辞書との連携などの付加価値をつけたものと考えればいいでしょう。それプラス、例文の収録内容の量も7000Jより多くなっています。
  • 本体付属部品類も7000Jに準じたものとなってます。それプラスPC用のソフトが2つおまけで付いてきます。英魂という初心者向け英語学習ソフトと英辞郎+おしゃべりキットです。英魂はともかく、英辞郎はおまけとしては持ってない人にはうれしいかも。
  • 筐体は宣伝文句の通り、カセットテープくらいの大きさです。電池を入れても重さもとても軽く持ち重りがないものです。

  • まず第一の特徴は大きめの液晶とタッチパネルによる直感的な操作性の良さでしょう。EP-7000Jは小型化したサイズのためスイッチ類の操作はそれほど直感的なものではありませんでしたが、こちらはほぼマニュアルなしですべて操作可能でした。
  • そして表示内容の充実。英語のスクリプトのみならず日本語訳まで出せますし、その出し方(Eのみ、Jのみ、両方など)も設定可能。情報量の多さのおかげで自分が「今どこにいるか」が直感的に分かるように改善されています。この辺が一番の改善点ですかね。
  • 初・中級の方に特に便利だな、と思うのが電子辞書との連携です。表示されているテキストのどの単語でもタッチペンで選べばハイライトされます。そしてDIC(辞書)の部分をペンでさわればその訳語が表示。終われば元のテキストに戻れるし。このあたりの連携は良くできています。
  • 実際にしばらくいろいろ試して思ったのは、スピーカーの便利さです。もちろん7000Jと同じ機能のイヤホンセットが付属してきますが、室内などで聞くのにイヤホンは以外と面倒なものです。そんなときスピーカーから音声がでるのは気軽に使えて便利でした。音質はさすがにスピーカーサイズの関係で特にいい、というものではありませんがリスニング目的には十分でしょう。
  • 商品サイトの説明がとても丁寧なのでこれ以上の説明は不要だと思います。内容のレベルは7000Jと同じなので、適した実力レベルも同じでTOEIC450〜700点だと思います。一番おもしろく感じるのは500〜600点くらいの人ではないでしょうか?
  • さて両者を使用してみて「こうなれば」ということを一つあげるならば拡張性でしょうか?内容量は膨大で全部聞くだけでも大変でしょうが、ある程度のレベルを超えてきてこの収録レベルが聞き取れるようになってくると物足りなくなってくるでしょう。おそらくTOEICで800点に近づく頃にはL/Cの部分以外は一回でほぼ聞き取れるはずです。逆に言えば、それまでのレベルの人にはとても役に立つ教材ということも言えるでしょう。
  • 欲を言えば、中のデータをオープンにしておいて外部記憶デバイス(SDカードみたいなもんですね)で追加・差し替えできるようになっていれば言うことなしですね。それで音楽なんかも聴ければなおよろしい。